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鳥の声/鳥の入ル風景(とりのいるふうけい)






鳥の声/鳥の入ル風景(とりのいるふうけい)

鳥は声、声は歌、という示唆を受け頭から離れない。 歌人は、歌は垂直に来ると言い、日本画家は鳥の頭は足を猛らせる様に描くと言う。

鳥というと聖フランチェスコを想いだす。フランチェスコの巡礼道を辿った日々がある。アッシジの草庵は小鳥と話せる処であった。鳥の声を聞き、鳥に説教したフランチェスコ。本当は説教をしたのではなくて声を共振させていたのだろう。

鳥に纏る出会いもあり、山尾悠子さんの「小鳥たち」と中川多理さんのトリビュート作品がパラボリカ・ビスで邂逅した。 「夜想#中川多理――物語の中の少女」の中でも二人を鳥を介して遊戯している。

作家の手から放たれる鳥の声、鳥の歌。集って鳥の入ル風景となる。(今野裕一)

[Artists] 相場るい児 麻生志保 斧原由季 コイケジュンコ 佐久間友香 建石修志 中川多理 日野まき 山本直彰 渡邊加奈子 山尾悠子

鳥の声/鳥の入ル風景(とりのいるふうけい) 2018年7月20日[金]〜8月26日[日] ★火・水休館 ■月~金/13:00~20:00 土日祝/12:00~19:00 ■入場料:500円(開催中の展覧会共通) ■会場:parabolica-bis(パラボリカ・ビス) 住所:東京都台東区柳橋2-18-11 map 電話:03-5835-1180


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